7月10日の明け方以降に発生した線状降水帯による記録的な豪雨を受け、福岡県の各地で河川の氾濫や土石流などの土砂災害が発生した中、福岡教区隊は管内外の被害数が多い久留米市田主丸地区周辺および朝倉市杷木(寒水)の救援活動に出動。
1次隊(7月18〜31日)は宿営地(筑宮分教会)より管内の教会や信者宅を含む19件の床上床下浸水の現場へ60名の隊員が出動し活動を展開。VC(ボランティアセンター)と連携を取り、水に浸かり使えなくなったタンスなどの家財やゴミの搬出から床下の泥出しなどに尽力した。
2次隊(8月10~19日)は宿営地(田主丸分教会・筑宮分教会)より1次隊と同じくVCと連携も取り管内の信者経営の結婚式場や農地を含む4件の甚大な被害に遭われた竹野地区および杷木(寒水)の現場へ55名の隊員が出動。連日の猛暑の中、家屋内やビニルハウス内の土砂や敷地内に流れ込んだ土砂など、甚大ではあるが生活に直結しないため救援活動の遅れが生じ疲弊された被災者のもとなどで土砂出し約1,000t、ゴミ出し約1.5tに及ぶ作業に取り組んだ。(報告 吉松道明)