福岡教区隊がさつき松原・地島で教区訓練
11月30日から12月1日にかけて、災害救援ひのきしん隊福岡教区隊(以下災救隊・﨑田正一郎隊長)は、宗像市さつき松原を会場に教区訓練を実施。2日間を通して、54名の隊員と10名の粕屋宗像支部の有志が参加した。
今回は、教区訓練として実施。昨年11月末のひのきしんの集い、災救隊九州ブロック訓練に引き続き、さつき松原の下草刈り、雑木の伐採などを行なったほか、地元からの要請で地島でも作業を実施。
また、佐賀教区隊23名も参加。福岡教区隊と共に作業を行なった。
■宗像市農業振興課 加地氏の話
昨年11月のひのきしんの集い、九州ブロック訓練の際に下草刈をしていただいた所には、地元の小学生の手によって植林が行われました。今回は、2月に小学生が植林をするのに、どうしても雑木の伐採と下草刈を行わないと実施できませんので、6月ごろより話を進めて、今回の作業要請となりました。さつき松原は林野庁の管轄で、いろいろと制限がありますが、今後ともよろしくお願いします。将来的には、地域の人々でこの松林を守っていけたらと思います。
■地島での作業について
地島は宗像市の沖に浮かぶ周囲約9.3キロで約80世帯(人口約180人)の小さな島です。椿が多く植えてあり「椿の島」とも言われています。
昨年11月のひのきしんの集い、九州ブロック訓練での災救隊の働きを聞き、地島の区長さんが宗像市に相談し、話し合いの結果、今回の出動となりました。
今回は、3ヵ所ある展望台が雑木で覆われていて、何も展望できない状態であるので、1ヵ所の展望台の雑木の伐採を行ないました。また、初日には、田中勇一・災救隊本部長、花田興道・災救隊担当主事、﨑田隊長で視察を行ない、来年、九州ブロック訓練として、地島で作業を行なう方向で話を進めていくことになりました。
■佐賀教区隊 河野真一隊長の話
今回の出動は、福岡教区隊より、教区訓練をさつき松原で行うと聞き、協力要請がありましたので、30日は19名、1日は22名の隊員が参加させていただきました。
佐賀教区隊は、現在常備隊員50名ですが、4月の新体制発足に伴い、支部長、班長、隊員と連絡網を作成し、教会で一人暮らしをされている教会長さんたちの手助けもさせていただきたいと、啓蒙活動を開始したところです。
■粕屋宗像支部 眞武廣実・地方委員の話
今回、さつき松原で災救隊が訓練を行うと聞き、地元でのひのきしん活動でもありますので、宗像地区の有志10名で参加させていただきました。婦人会のみなさんにも、夕食準備に7名お手伝いいただきまして、ちゃんこ鍋を大釜いっぱい作っていただき、野外でのバーベキューでしたが、あたたかい鍋が隊員に大好評でした。
(取材 たすけあい編集室)