8月30日、教務支庁において「地方・笛・小鼓のための着付け講習会」を開催した。受講者は11名と少数ながら、指導をマンツーマンで受けられ、とても貴重な時間となった。
プロの講師陣を迎えた、教内でも初であると思えるこうした講習会の内容に、受講者は驚きの連続であった。
午前中は、望月正三郎講師により「鳴物の講習を受講する前に、そもそもおつとめ衣の付け方が重要」、とのことで、しっかりとおつとめができる、おつとめ衣の着付け講習。腹式呼吸ができる帯の結び方を中心に、着崩れしない着方を指導していただいた。
午後は、笛と小鼓のコースに分かれての講義。笛コースは高永展樹講師(横笛演奏者)で、他人には絶対吹かせたくないというピッコロまで、指導のために吹かせてくださった。声出し奏法、ペットボトル訓練法など、「高永マジック」を惜しみなく伝えてくださった。会長歴の長い受講者も、今まで長年やってきたことが1分で変わる、劇的ビフォーアフター!?に、充実感いっぱいとなった。
小鼓コースは、望月太津乃講師(小鼓奏者)で、脱力の重要性と反復練習の必要性を説かれた。
最後に行った、神殿での合同練習では、練習の成果を発表。さらに、豪華鳴物陣をバックに「本物の音」を聞きながら地方を体験すると、もっと歌いたい衝動にかられ、調子の合ったおつとめを体感すると、陽気なおつとめを勤めたい心持ちとなった。﨑
田祭事部主任の「おつとめを合わせるには、個々のレベルをもっと上げないといけない」との言葉を受け、受講者は指導者となってレベルアップを図る一員となることを誓い、散会した。