災救隊短報<21>

福岡県総合防災訓練参加
救援物資運搬訓練ー隊長

去る6月1日、平成26年福岡県総合防災訓練に県災害ボランティア連絡会の会員として参加した。福岡県内で最も起こる可能性の高い、局地的な大雨による災害を想定。また加えて地震発生による災害などを想定しての訓練が、福岡県知事小川洋総括本部長のもと行われた。
災救隊福岡教区隊は、地震津波災害対応訓練の中で、主要道路が津波で寸断されたため、自衛隊船舶による救援物資を港で受け取り、避難場所へと運搬する訓練を行った。
まず、県警パトカーの先導で訓練地区に入り、岸壁近くに待機、海上自衛隊掃海艇が苅田西港に接岸。この場では、これまでの訓練ではなかった、接岸の際の舫(もやい)の受けとり、タラップの設置を自衛官と共同で行った。準備が整った上で、救援物資を受け取り、ボランティアセンターまで輸送した。
ボランティアセンターでは、センター立ち上げの訓練が行われる中、会場内正面に救援物資を搬入した。苅田町社会福祉協議会の方が、マイクで「天理教災害救援ひのきしん隊の方が、救援物資を運んできてくださいました」と放送されると、会場からは大きな拍手が起こった。多くの方に天理教の名を伝えることや災害の際に自分たちにできるひのきしん活動を提言する、すばらしいにをいがけの場となったと感じた。
こうした災救隊の活動に加えて、地元である京都築上支部から4名の方がボランティアセンター立ち上げ訓練、食料供給炊き出し訓練に参加してくださった。これは、災害発生時に災救隊が素早く対応できるよう、また活動の窓口となる社会福祉協議会と地元の教友がつながりを作るためにと参加実施したものである。