写真は左より藤慎二さん、松永雅代さん、上野享さん、盛永常美さん、眞武眞智子さん、藤邦夫さん
粕屋宗像支部の上野亨さんは、立教169年(教祖120年祭の年)ごろの飯降表統領、上田道友社長(いずれも当時)の天理時報紙上での手配り呼びかけを受け、「いずれ全教的な動きになるだろうが、いきなり支部で動くのは難しい」と考え、170年4月ごろから支部内に所属教会のない購読者宅を中心に、個人的に訪ねて手配りを始め、今では支部内で手配り拠点が9カ所、手配りひのきしん者は60名を数えるまでになりました。
そこで、支部社友の藤邦夫さん(山陰部属:篠栗分教会長)と拠点責任者の藤慎二さん(山陰部属:弘玄分教会長)の協力のもと、拠点の方数名に集まっていただき、お話を聞かせていただきました。
上野享さん(67歳) 鳥栖分教会 米多比布教所長
まず、声をかけたのは自宅に近い古賀、新宮の50軒ほど。手配りの記事を読んでいて「うちの支部でもやっと始まるんやね」と喜んでくれる人もいました。
また、支部内に所属教会のない方が、手配りを通して知り合った方の身上願いのために、近くの教会へお願いづとめに通われるなど、ひのきしん者同士のつながりが生まれていきました。
これからの更なる充実を図る上で、購読者にアンケートや、不定期でもいいので支部報的な配布物を作成してはどうかと思っています。そうした材料があれば、日ごろ手配りや呼び鈴を断られているお宅にも「アンケートにご協力を」とか「支部報を読んでみませんか」と声をかけやすい。それが、新たなつながりができるきっかけになるのではと思っています。
盛永常美さん(66歳) 赤間分教会 曲布教所長
引っ越してきたばかりの若いお母さんがいる購読者宅を訪ね、「ご近所の散策を兼ねていかがですか」と手配りひのきしんにお誘いすると、快く引き受けてくださいました。また、手配り先の一人暮らしのお年寄りが入院することになり、時報は購読休止になったのですが、週に1度は自宅へ足を運び、「変わったことはございませんか」と一声かけ、郵便物がたまっていれば整理をさせていただいています。こうした独居高齢者の見守り活動も、手配りを始めたからこそ実践できています。
手配り先の方と顔を合わせた時、時報の記事が話題に上ることがあります。それで自分も一層興味を持って紙面を読むようになりました。
今後はもっと若い人たちに手配りの輪に加わってもらいたいと思っています。
眞武眞智子さん(62歳) 赤間分教会長夫人
遠方に所属教会があり、参拝するのはお墓参りのついでの時くらいというお宅がありました。なんとか時報を通して信仰につながり続けてもらいたいと思います。また、最近は手配りに行った際、自宅で育てているお花をたくさんいただく所もあります。
宗像市日の里地区では、手配りをきっかけに購読者が不定期ですが集まりを持つようになりました。そういったつながりもできています。
松永雅代さん(71歳) 西ノ倉分教会ようぼく
手配り先を訪ねる時は、「押さないで」と断られている方以外のお宅は必ず呼び鈴を押すようにしています。顔を合わせて庭先の植木や花などについて話すのが楽しいです。また、教会で同居している小学生の男の子を連れていくこともあります。はりきって呼び鈴を押してくれるんですが、出て来られた方も子どもがいると会話も弾むのでたすかっています。
教祖130年祭「ようぼくの集い」も六月をもって終了し、いよいよこれから年祭活動の後半へと入りました。
皆さんも、年祭活動の一環として、時報手配りひのきしんを始めてみませんか?