教区祭事委員会では、「地方・小鼓のための講習会」を8月30日に開催、16名が参加しました。
勇んだ陽気なおつとめを勤めるためには、地方、笛、小鼓の音色を高めることが大切との思いから、今回は地方と小鼓、そして腹式呼吸のできる袴の付け方の講習も行いました。地方の講師には谷川清彦先生(岡道分教会長)、小鼓は﨑田のどか先生(望月流小鼓方:望月多津乃)。両先生の高い技術に受講者も熱心に取り組み、講習会最後の合同演奏には、今までにないよろづよ八首を受講者全員で演奏することができました。
また、合同演奏前には、歌舞伎笛方・藤舎仁鳳、小鼓方・望月多津乃による歌舞伎囃子「急舞」を演奏。その音色と技能、そして指揮者のいない中で気配を合わせる第六感の演奏に受講者も思わず驚嘆。とても質の高い内容の講習会となり、受講者からは「今まで地方や小鼓を教わることがほとんどなかったので、受講して良かった」「また来年も参加させていただきたい」との感想をいただきました。
今後も雅楽講習会と併せて、より良い月次祭ができるよう、祭事委員会として研鑽していきたいと思っております。