プロに学ぶ「地方・笛・小鼓講習会」開催


8月29日、教務支庁にて、「地方・笛・小鼓のための講習会」を開催しました。
参加人数は11名と少数でしたが、プロの指導をマンツーマンのような状態で受講でき、参加者にとって貴重な時間となりました。
午前中は、望月正三郎(望月流小鼓奏者)講師により、「鳴物以前に、そもそもおつとめ衣の付け方が重要」とのことで、しっかりとおつとめができる、おつとめ衣の着付け講習。また、腹式呼吸ができる帯の締め方を中心に、着崩れしにくい着方を指導されました。
午後からは、笛と小鼓のコースに分かれての講義。笛コースは高永展樹(横笛奏者)講師で、他人には絶対吹かせたくないというピッコロを指導のために吹かせてくださり、声出し奏法、ペットボトル訓練法など、ベテラン教会長の受講者も、今まで長年やってきたことが1分で変わる「高永マジック」に、充実感いっぱいとなりました。
小鼓コースは望月太津乃(望月流小鼓奏者)講師で、脱力の重要性と、反復練習の必要性を話されました。
最後は神殿にて合同練習。「本物」の音を聴きながら、練習の成果を発表。その演奏者をバックに地方の体験をすると、もっと歌いたい衝動にかられ、調子の合ったおつとめに、陽気なおつとめを勤めたい心持ちとなりました。
﨑田祭事部主任は閉講のあいさつにて、「おつとめを合わせるには、個々のレベルを上げないといけない」と話し、その言葉を受けた受講者は、指導者を目指せるほどのレベルアップを図ることを誓い、散会しました。              (報告/土森 真)