この度の令和2年7月豪雨災害で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
7月初旬より降り続いた局地的な雨は、大雨特別警報が発表されるなど、これまでに経験したことのない雨量となり、各地で観測史上最大レベルを観測し甚大な災害に見舞われ、災救隊福岡教区隊も有事即応で救援活動を行いました。
7月23日から28日にかけて、本部隊第3・4次隊として熊本へ出動。球磨川分教会、球磨村千寿園・渡小学校での救援活動に当たりました。
本部隊として出動した球磨川分教会では、参拝場のよろづよ八首の掲額まで浸水し、後継者さんは会長夫人を屋根まで抱え上げて大難を逃れられたと聞きました。球磨村千寿園では、この豪雨災害により14名の方が避難できず出直されるという事態となり、また渡小学校では昨年何億という費用をかけて改築し、今年3月に慶事を行ったばかりとあって、教会、教育長、校長、千寿園施設長をはじめ各関係者の方々の悲痛な心の叫びを目の当たりにし、福岡教区隊として「限られた時間の中で最大限の喜びを与えよう」とワンチームを目指し、多岐にわたって精一杯の真実をもって救援活動に当たらせていただきました。
今回は参加隊員数も過去最多の96名というありがたい姿でありましたが、熊本出動では支援についていろいろな制約があり、特に普段と異なるコロナ禍での出動ということもあって、三密を避けるなど、災救隊本部のガイドラインに沿って一人ひとりが心配り気配りを心掛けるなど、隊としても勉強させていただきました。
今回の活動を温かく見守ってくださった方々、出動してくださった隊員の皆さま、お力添えとお心寄せをありがとうございました。(報告 能美義郎)
令和2年7月豪雨災害 災救隊本部熊本出動
第3次隊 7月23日(木)~25日(土)
第4次隊 7月26日(日)~28日(火)
宿 営 地:相良村柳瀬構造改善センター
出 動 地:球磨村千寿園・渡小学校、球磨川分教会、相良村個人宅1軒
作業内容:屋内被災物搬出・汚泥撤去、 屋外流木・瓦礫・汚泥撤去収集
参加隊員: 96名 期間中延べ人数 236名